説明書
説明書
私は、説明書を読むのが好きだ。
家電だったり、スマホだったり、車だったり、説明書は発見次第読むようにしている。
世の中には、説明書を読まずにいきなり操作をする人がいると聞く。
あまりこういうことは言わないのだが、人生を損しているとはこういうことなのだな、と感じる。
ただ、近年は説明書自体が減ってきているように感じる。
私の知る範囲だと、特にゲームで衝撃を受けた。
数年ぶりにゲームをパッケージで買った時、さっそく中に入っている説明書を読もうと思ったのだが、手帳サイズの箱と比べてもかなり小さなカセットが入っているだけで、それ以外はただの空間だけが入っていた。
私は、どうでもいいことはかなり早く忘れ、嫌なことだけ何年も覚えている質なのだが、その時の情景はありありと覚えている。
そこまでゲームというコンテンツに思い入れがあったとは思えないが、かなりショックだったことだけ覚えている。
なんだか節約だったり、効率だったりを求めた先にある寂しさを感じた気分だ。
なんだかなあと、珍しくそう思った。
今回の締め
昔に拘る気持ちが少しわかった。