神経質
神経質
小さい物音が気になる、細かい所に時間をかけてしまう、小さい動きでも目で追ってしまう、寝ている時にドアの前に人がくると目覚める、などなど。
私は、全ての人間がそういう行動をとっているものだと思っていた時期があった。
当然、全ての人がそういう行動をしていないわけで。
なんとなく気づいてはいたが、実際に言われたときは驚いた。
どうして気にせずにいられるのか質問したことがあったが、「普通に気にしないで生活すればいいんじゃない?」と、言われただけだった。
できたら苦労はしていない。何度この性質で悩んだか。
しかし、悪い面ばかりではない。
運動していた頃は、自分と他人の動きの違いを見つけるのが得意だったし、細かい問題を考えたりするのも苦ではなかった。
ある意味、無意識ではあるが初めて自分の性質をうまく利用できた事例とも言える。
人並みに長く生きていると、嫌でも自分の性質についての経験値は溜まっていく。
性質に気付くタイミングは、早かったり遅かったり、もしかしたら一生気付かずに終えてしまう自分の性質もあるかもしれない。
神経質のような自分にとってはかなりわかりやすい部類の性質だと思うので、理解を深めて、自分へ利用していきたい。
今回の締め
長所と短所は表裏一体。
私は自分について知らなさすぎる。