hitoshi’s diary

主に感覚で書いてます。

洗脳

洗脳

一時期、洗脳という単語で盛り上がっていた頃は、自分とは全く関係のない世界だと思っていた。

なんとなく非現実的で、SFやファンタジーに近いものを感じたからだ。

しかし、意外にも身近な日常にも見え隠れしていた。

もちろん実際に洗脳を受けたこともなければ、受けている所や人を見たわけではない。

それに近いものを感じたという話だ。

それは、学校であったり、習い事先であったり、人間関係だったり、意識しなければ簡単に流せそうな程度の出来事ではあるが、だからこそ怖いと思った。

なんの根拠もない意見を絶対に正しいと思っている人、私がそうしたからそうしろという人、みんなしているから大丈夫という人、いつからあるかわからない暗黙の了解、善悪の価値観などなど。

よくよく冷静になって考えてみると、みんな少しずつ根本的な部分を強制されていたのかもしれない。

そのことでしばしば周りの人間と衝突することもあったが、価値観というモノに対して、どうしようもない無力感を感じ始めたのもそのころだった気がする。

今はテキトーに相手に話を合わせて生きているが、それも逆に自分自身の根本はどこにあるのかという不安に駆られてしまう。

この考えすら誰かに強制されたモノではないかと考えてしまい、完全に堂々巡りになっている。

一番は自分を信じていくことなのかもしれないが、今の自分の状態だと他人を信じた方が楽まである。

せめて、この卑屈ささえ肯定できればと思いながら、無様に生きている。

 

今回の締め

十人十色

いろいろな考えを知れるのは楽しい。