hitoshi’s diary

主に感覚で書いてます。

味覚

味覚

私は、味覚が弱いと勘違いしていた。

というのも、ほとんど自分の表現力の無さからの勘違いだったのだが。

私の家族というのは、普段の食事でも外食でも料理に対しての感想をあまり言わない。

せいぜいが、「いただきます」「ごちそうさま」ぐらいだ。

何も仲が悪いというわけではなく、食事をする前から後までずっと何気ない話をしているというだけだ。

どうでもいい話をしている以外は、食事自体に集中していることが多く、その時は誰も話さないことが多い。

そういう経緯があり、味の分析だとか感想だとかをほとんどせずに生きてきた。

中学生くらいになり、家族以外の人と食事をすることが増えると、周りに圧倒されることになる。

一番驚いたのは、料理に対して「おいしい」や「まずい」とかの感想を言っていたことだ。

感想だけならまだしも「マズ過ぎて食えない」的なことも言っていてかなり衝撃を受けた。

そこまで感情的になれるほど味を感じているのか、と思ったことを今でも覚えている。

私は、せいぜい感想を持っても「味が薄いな」とか「ちょっと味が違うな」とかの味の違いに関してくらいだったので、完全に自分の味覚が弱いと勘違いをし始めた。

結局、数年ほどその勘違いは続いた後、無事解消された。

今では「おいしい」や「まずい」の意味もある程度理解できるようになってきた。

それが自己満足であることも。口には出さないが。

 

今回の締め

味の違いでしか料理を見ていないので、他人がまずいと思う料理でも割と食べることができるのは自分の中では良かったと感じている。

それを利用して、最近は栄養重視の食事を心掛けている。