神経質
人込み
人込みが苦手だ。
繁華街やテーマパークみたいな人込みに留まらず、教室や職場などの小人数が集まっている場所でさえダメな時がある。
なにがそんなにダメなのかと言われると説明が難しいが、だいたいの場合は3つほどに原因が絞られてくる。
一番目の原因は、動く物体がたくさんあるからだ。
動いている物体が多いほど目で追ってしまい、どんどん消耗してしまう。いくら物体に焦点を合わせないようにしても、視界に入っただけで意識をしてしまうため、ある程度までしか軽減できない。
二番目の原因は、雑多な音があるからだ。
ある意味、一番目の原因よりも防ぎようがないのが特徴。
特に私は、物音に敏感に反応してしまう方なので疲れてしまう。
身近な物でエアコンや冷蔵庫の音にイライラしてしまうことさえある。
三番目の原因は、他人の視線があるからだ。
一番小さい原因にも関わらず、一番厄介なのはこれだ。
対象となる人の人数に関係なく、こちらが視線を感じたらそれだけで意識してしまう。
そしてたまに目があう。これが一番つらい。
さすがに何年も人間社会で生きてきたので、ある程度の対策はしている。
一番優先している対策は、人込みがあるところにはいかない、というものだ。
人込みが苦手なら人込みに近づかなければいいという、当然だが一番簡単で有効な対策だ。
だいたいの人込みはこれで解決する。
ただ、どうしても避けられずに人込みに巻き込まれてしまうこともあると思う。
そんなときは、極力目も耳も焦点を合わさずに過ごすしかない。
最低限、人をよける程度の注意力だけを捻出しつつ、迅速に人込みから脱出することが重要。
それでも抜け出すことができない程度の人込みに巻き込まれた際は、諦めることも肝心。
世の中どうしようもないこともたくさんあるので、次回以降に巻き込まれないようにそれまでの行動を頭の中で振り返って気を紛らわす。
あとは時間が解決してくれる。と、信じるしかない。
これまで、人込みに苦手意識を持たないようにする努力もしてきたが、無理だった。
これからもその場しのぎの対策でやり過ごしていくと思う。
今回の締め
苦手な物には対策を。